【TED】「A・J・ジェイコブズ:私の朝のコーヒーを担うすべての人々に感謝する旅」まとめ

おすすめTEDのご紹介です。

A・J・ジェイコブズ: 私の朝のコーヒーを担うすべての人々に感謝する旅

悪いことに注目する人間の脳

研究によると、100個の褒め言葉と1つの侮辱を聞いた場合、ほとんどの人が覚えているのは侮辱のようです。

これは不安やうつの要因となり、いいことではありません。

このような脳のマイナス思考と戦うにはどうしたら良いのか?

これも研究によると、最適な方法は感謝だそうです。

すべての人への感謝の旅

A・J・ジェイコブズはそれを知ってから、家族との食事の前に感謝のお祈り、それは神様ではなく、目の前の食事が届くまでに関わった人々に対するものでした。

しかし彼の10歳の息子が言ったこと、「その人たちはここにいないよ」。

そこでA・Jはいつも飲む朝のコーヒーに関わるすべての人への感謝の旅をしました。それは、何ヶ月もの間、世界中を旅しなければいけないものでした。

コーヒーに関わる人だけでも、建築家、生物学者、デザイナー、鉱夫、ヤギ飼いなどたくさんの職業の人たちがいました。

このプロジェクトは「Thanks a Thousand.“(本当にありがとう)」と名付けられました。

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感謝の旅で得た視点を変える5つの教訓

A・Jはこのプロジェクトを通して、普段は、うまくいっていない3つや4つのことに目が付いていたのが、それからはうまくいっているたくさんのことに目を向けられるようになったという。

また世界が驚くほどに密接に繋がりがあることも感じられたそうだ。

そこから得た教訓はたくさんだが5つに絞られた。

1.視線を上げる

感謝の旅はNYのジョー・コーヒーと言うカフェのバリスタから始まった。

バリスタの名前はチャング。

彼女はたくさんのお客さんと出会うが、一番辛いのは人間として扱われないことだという。

まるで自販機のように扱い、支払いのクレジットカードを渡す時も携帯電話から視線を上げようともしない。

相手は、家族がいて、夢を持ち、高校生時代の恥ずかしい思い出を持つ人間だ。

人と関わるときは2秒間、相手に顔を向け、目を合わせること。

その一瞬の関わりはお互いの人間性と幸せにとって大切なことだと、A・Jは気づきました。

2.バラの香りを嗅ぐ。土や肥料も。

次にA・Jが感謝をしたのはカフェで売るコーヒーを選ぶために世界中を歩くエド・カウフマンという男性です。

プロがコーヒーを選別するときはコーヒーをスプーンですくい、大きな音を立てながらすする。口の中全体に霧状のコーヒーを行き渡らせる。

素人にはただの「コーヒーの味」が、エドのようなプロには「ハニークリスプ種のリンゴ それから土とメープルシロップの風味」と表現されるものになるのだ。

そこには感謝の秘訣があります。

心理学者によると感謝をするときは少し時間をとって、できるだけ長く保つこと、そして時間の流れを遅くすること、だという。

ゆっくりと味わうこと、それは感謝と同じことなのだ。

人生がブレた映像みたいになることがあるが、そうならないように。

3.身の回りの何気ない隠れた傑作に気づく

次はコーヒーカップのフタを発明したダグ・フレミング。

コンビニなどでコーヒーを買うと付いてくるコーヒーのフタ。なかなかそれについて考えることなんてありません。

しかしこの蓋にはダグの血と汗と涙が流れた歴史があるのです。

ダメなフタはコーヒーを台無しにし、コーヒーの楽しみの一つの香りを奪ってしまいます。

彼が作ったフタは香りを最大限に楽しめるようになっています。

このように身の回りの何気ないものには傑作が溢れているのです。

よくできている物ほど、その背後にある歴史が見えない。でもそういったものに注目すると畏敬の念がわき、人生を豊かにできるのです。

4.実際に感じるまでそのフリをする

A.Jはこのプロジェクトをしている間、朝起きて数時間はメールや手紙を書き、電話をかけたり、人と会って感謝を伝えていました。

そんな感謝をした相手は不思議に思う人もいたけれど、大半の人には喜んでもらえたそうです。

そんな相手の喜びで彼が気づいたのは、プロジェクトの一環として感謝をしているように振舞っていたのが、次第に本当に感謝の気持ちが芽生えてきたことという。

思考が行動を変化させる、だけではなく、行動が思考を変化させるということもよくあることです。

5.「六次の感謝」を実践すること

さらにA.Jはコロンビアのコーヒー豆農家へお礼を言いに行きました。

そこで出会った農家のグアニーゾ兄弟はブラジルで作られた豆から果肉を取る機械を使い、世界中で作られた部品でできたトラックを使って仕事をしていました。そこで使われた鉄はアメリカから輸入されたもの、A.Jはアメリカのインディアナの鉄の生産者までお礼を言いに行きました。

このようにコーヒー1杯は村1つではなく、世界中が関わって作られている。

グローバル化にはたくさんの欠点もあるが、それでも進歩をして、世界の貧困も少しずつ減っています。

何気ない身近なものが世界とつながっている、私たちは自分たちの世界に引きこもりたい誘惑に抵抗し、孤立主義や自国至上主義に抵抗すべきなのです。

感謝をすると現状に満足してしまわないか?

調査によると、感謝をすればするほど、他人を助けようとするようになるそうです。

A.Jも実際にそれを体験しました。

コーヒーの98.8%を構成する水。先進国では蛇口をひねれば当たり前に出てくるが、何時間もあるかないと安全な水が手に入らない国もあります。

A.Jは、そんな国の人々が水を得ることを支援する団体「Dispensers for Safe Water(安全な水を施す会)」を見つけて、参加するようになりました。

身の回りの物を作る人々に感謝をする道をたどることは、人生を変える経験となります。

それは世界を旅するだけでなく、目を合わせたり、感謝のメールや手紙を送ったりすることでもできます。

(⇓SNSの基礎とも言える「6次の隔たり」についてはこちら!)

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まとめ

「ありがとう」、昨日1日で何回言いましたか?

家族にさえなかなか言わなくなっている人も多いでしょう。

普段当たり前になっていることほど、言わなくなっているでしょう。

自分自身が当たり前に過ごせるのは、他人の支えがあるからです。当たり前ほど、その支えに気づきにくくなるのは、コーヒーのフタの話のところで出てきました。

感謝の実践をまずは周りの人からしてみると、素敵なことだと思いませんか?

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