【戦後値段史年表】週刊朝日編 1995年 朝日新聞社
この本ではいろいろなものの値段を大体1945年頃の価格から1995年頃までの価格を時系列に掲載しています。現在では亀の子たわしや蚊帳など物としてあまり有用されていないかな?というものも掲載されていますが、物の値段で時代を感じられるおもしろい本です。
値段は基本的に上がり続けていますが、現在に至っては100円SHOPという強者がいます。日用品ならほとんど100円SHOPで買えるのでその辺も含めて、比べてみたいと思います!ちなみにこの本は東京の価格。私、香川県のことしかよくわからないので、現在は香川県の値段と比べてみます。悪しからずw
金の価格
まず、金の値段。この【戦後値段史年表】では1945年の値段から掲載されていますが、平成も最後なので平成元年(1989年)の値段と今(2019年)の値段を見てみたいと思います。
1989年の金の値段は1,979円。今、2019年(2018年12月27日の価格)では4,933円。30年で2.5倍。(戦後値段史年表、60P)
国会議員の報酬
衆参両院議員の諸手当を含まない月額。1946年1,500円、1989年1,125,000円。2019年の歳費(wikipediaによる)は1,294,000円。(戦後値段史年表、81P)
30年で大きくは上がっていないようですが、70年で860倍。こう見ると多いかもしれません。
コーヒーの値段
東京の喫茶店の価格。1945年が5円、1989年が350円〜380円。(戦後値段史年表、87P)
2019年香川では350円でも飲める!平均的には400円くらい。なのでそんなに変わらないというか、香川県は30年前の東京の価格にようやくなったのか!?
大学受験料
東京大学(国公立大学)と慶応大学の文科(医学部以外のことかな?)と医学部。(戦後値段史年表、126P)
まずは東京大学、1946年20円、1988年23,000円、2019年現在はセンター試験も含めれば35,000円。着々と上がっていますねー。
そして慶応大学の文科。1946年20円、1988年30,000円、そして2019年は35,000円。医学部は1946年は不明ですが、1988年55,000円、そして2019年は60,000円。私立大学も同じく増加傾向にあります。
ダイヤモンド
1カラットあたりの値段。1946年35万円、1989年230万円、そして2019年は60万円くらい(参考:Refoundationhttps://kinkaimasu.jp/diamond/1.0ct-perpiece-price/)。(戦後値段史年表、130P)価格変動が激しいですね。価値が下がっている傾向ですね。
まとめ
こんな感じにいろいろな物の値段がひたすら掲載されています。
他にも牛乳や砂糖、塩、公務員の給与や電車賃、果ては羽子板、ポマード、マッチなど珍しくなった物の値段も掲載されています。ただの値段表だけど、眺めているとなぜかおもしろい!調べ物にはもちろん、暇つぶしにもおすすめです!