【TED】「エドアルド・ブリセーニョ: 自分にとって大切なことがもっと上達する方法」まとめ

おすすめTEDのご紹介です。

エドアルド・ブリセーニョ: 自分にとって大切なことがもっと上達する方法

一生懸命ものごとをやってもうまくいかない。こんなにやったのになぜ?

エドアルド・ブリセーニョは会話や研究を通じて、どんな分野でも効率の良い人、または素晴らしいチームが行っている、誰でも真似できる方法を教えてくれます。

学習領域とパフォーマンス領域

それは「学習領域」「パフォーマンス領域」の2つの領域を行き来することです。

「学習領域」は上達が目標で習得していないことに集中し、ここでは失敗を予測し、失敗からも学ぶことができる。

成長や将来のパフォーマンスを最大限にする領域。

「パフォーマンス領域」はベストを尽くし物事を実践する。その時は習得済みのことに集中し、失敗を最小限に努める。

現在のパフォーマンスを最大限にする領域。

一生懸命やっても上達をしないのはなぜか?

さてこの「学習領域」と「パフォーマンス領域」の2つがあることが分かった。しかし上達しないのはなぜか?

それはパフォーマンス領域に大半の時間を費やしてしまっているからだ。

デモステネスは、彼のパフォーマンス領域である雄弁家や法律家としての時間を費やすだけではなく、上達(学習領域)にも力を注いだ。

デモステネスの実践

何気なく肩が上がる変な癖を取り除くために、天井から刀をつるした。

滑舌が悪くでも明瞭に話せるように、口に石を入れた状態でスピーチをした。

当時の裁判所がうるさかったので、海に向いて波の音にかき消されない大きな声を出す練習をした。

このような「パフォーマンス領域」で力を発揮するための、「学習領域」に力を入れたのだ。

意図的練習

その学習領域での練習はアンダース・エリクソン博士の「意図的練習」が良い。

「意図的練習」とは、

  • 能力を個々のスキルに分解する。
  • 改善すべき細かなスキル(デモステネスの例では肩を下げる、など)を明確にする。
  • そうして心地よい状態から抜け出し、高度な挑戦に完全集中ができる。
  • 熟練したコーチによる専門的なフィードバッグが与えられるのがよい。

このような段階を経て行うことである。言葉の通り、意図を明確にして行う行為である。

専門職の伸び悩み

専門職の人によくあるのが、働き出して数年で伸び悩むこと。

それは自分が十分上達した、力が付いたと学習領域で時間を割くのをやめてしまうからだ。

自分の専門職の仕事(パフォーマンス領域)にすべての時間を費やしていることで、上達ができなくなっている。

優秀なセールスマンは最低週1回上達のための行動のため、読書をし、同僚や専門家に相談し内省する。

最高のチェスプレーヤーはパフォーマンス領域であるチェスの試合から遠ざかり、グランドマスターが指した手の予想や分析に振り向ける。

またPCのタイピングを続けていても入力速度は上がらないが、毎日10~20分、今よりも10~20%早く入力することに集中して、間違える単語を繰り返して入力することをすると早くなる。

このように「学習領域」において、「意図的練習」を積むことでさらに能力を伸ばすことができるのだ。

ビヨンセの場合

ビヨンセのようなプロでも向上をすることを怠っていません。

彼女はツアー中、コンサートという「パフォーマンス領域」にいますが、コンサートが終わると毎晩「学習領域」に戻ります。

終わったばかりの自分自身のコンサートの動画を見て、自分自身、ダンサー、カメラクルーがどうすればよくなるか考えます。

そして翌朝にはその改善点を書いたメモをスタッフ全員が受け取り、次のコンサートに向けて調整を行う、ということをしているのです。

学習領域に多くの時間を割く

学習領域とパフォーマンス領域をうまく行き来して能力を高めていかなければいけないが、そのためにはやはり学習領域で多くの時間を割かなければならない。

そのために

1.上達できることを信じる成長志向を持つ。

2.目標をもちそのスキルの上達を目指す。

3.いかに上達し、そのためにできることを考える「意図的練習」が必要(ただ繰り返すだけではだめ)。

4.リスクが低い状況で練習をする。(失敗をしてもいいが、その失敗が深刻なものにならないように気をつける。)。

日常の生活はパフォーマンス領域がほとんど

このように学習領域が大切であるが、日常は「パフォーマンス領域」となることが多い。

社会環境にはいたずらにリスクが高い場面が多く、毎日あらゆる場面で、失敗すると他人から低く見られるというストレスにさらされ、学習を避けてしまう。

たとえば学校の場合。宿題や課題をすべて評定するばかりで、そこにある練習、失敗、修正にいかされないことはただの「パフォーマンス領域」である。

会社の場合。リーダーが完璧主義で立派な仕事をさせようとすると、社員ができる範囲のことだけに落ち着き、挑戦をせず改革にもならなくなることはしばしばある。それも「パフォーマンス領域」で行っているからである。

成長のためにどんな状況でも心がける3つのこと

パフォーマンス領域にある日常の中でも、成長を心がけるための3つのことがある。

1.ハイリスクの海の中でローリスクの島をつくる。

それは信頼できる人を見つけ、アイデア交換やざっくばらんに意見交換をし、また読書や動画、オンライン講座で学ぶなど、リスクのある状況でも低リスクのことで向上をする。

2.パフォーマンスを行いながらも、改善と反省を行う。

観察、反省、調整を行うことは学習領域であり、それをパフォーマンス領域でも意図的に行う。

3.学びの過程を共有し、リスクの低い環境を作る。

学び、失敗し、改善をした過程を共有することで、他の誰もが安全だと思える環境を作る。

まとめ

「学習領域」と「パフォーマンス領域」という2つの領域を意識することで、自分が振る舞う行動を知ることができる。

考えずに日常の中でいると、どちらの領域にいるのかわからなくなり、パフォーマンス領域で上達を行うことをして、リスクを追ってしまう、それが努力を繰り返しても伸び悩む原因かもしれません。

せっかくしている努力ならよりよく振る舞えるように領域について意識的になり、行動していきたいですね。

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