通勤時間が労働じゃないのはなぜ?
地方では車が必須で、車での通勤もそこそこ道が混みます。
そして電車通勤の場合も電車の本数が少ないこともあり、利用する人がその割にたくさんいて、通勤の時間には、通学も重なり、まあまあ混みます。都会の満員電車ほどまでには絶対ならないですが。
車通勤も混むといっても、せいぜい赤信号を一回待つくらいですけどね。どこかで事故でもない限り。
私は、車通勤ですが、通勤時間も片道30分くらいで大したことないけれど、ふとある日、
通勤時間、この時間も仕事じゃね?って思った次第です。
だって仕事のために家を出て、仕事のことを考えながら移動しているわけで。
事故をしたら、労災扱いなのに、通勤時間が労働時間じゃないっておかしくないですか?
確かに仕事をしているわけじゃない。
通勤時間は確かに仕事をしているわけじゃない。
でも今時、運転中も(もちろんコンビニなんかで駐車してから)仕事のメールを見ることもできるし、「午前中はこれして、昼からあれして、夕方打ち合わせで」って頭の中で仕事モードになるし、仕事の計画を立てるのは仕事じゃないか。
電車通勤だったらメールのやり取りできるし、資料作りだってできる。
すでに通勤時間が仕事をしていないとか、仕事ができないわけじゃない時代であり、思考法を変えるべき時になっている!
通勤時間を労働時間とするべき理由を下に記載しました!
良い人材が幅広い地域からやってくる
通勤時間を仕事の時間としてしまうと、雇用者は通勤に時間がかからない人材を選ぶようになり、採用する人が限られるのでは?
でもそれは限られるのじゃなくて、会社が限定してしまうだけではないでしょうか。
遠距離で片道1時間かかる人より、片道10分とかの人の方が通勤時間的には「良い」に決まっている。
でもその「良い」ってのも会社に来てきちんと椅子に座っていることを「良い」と考えるだけで、よく分からん。
会社って通勤時間の短さや会社の椅子に座っている時間の長さより、仕事を如何にこなすか、などの能力で採用しますよね?
効率よく確実に仕事をこなせればいいだけで、椅子に座っていればいいわけじゃない。
遠いところから来ていても、良い人材を優遇するべきで、仕事ができればそれでいい。
むしろ通勤時間を労働時間とすれば、近くのそれなりの人だけじゃなく、遠方の人も含めた良い人材は集まりまくるはず。
片道2時間かかる人を採用すると、1日8時間勤務(1時間休憩)として、実働4時間、でもその凝縮された時間で最高のパフォーマンスを見せてくれるなら良いんじゃない?と思いますが。
香川県で言えば、片道2時間だと大阪(という都会w)から通勤。でも、定時帰宅できるというメリット!(毎日となると本人の体力などにも依りますが。。。)
今後の在宅ワークの増加ために
これから在宅ワークが増加すると、出勤する人との格差を少しでも埋めるために、通勤時間も仕事の時間とせざるを得ないだろう。
今後、在宅ワークが増えようとも、会社への出勤が一切なくなることはまだまだ無いだろう。
そして、今後はわざわざ出社をさせる、してもらう、という傾向になると思う。
在宅の人が出勤0分でリスクもないなのに、わざわざ通勤で、リスクを負って、通勤時間は仕事じゃないというのはおかしくなるだろう。
家を出てからが仕事時間の実用
まず個人の住所を届けてもらう。(ってこれは雇用してたら、住所の届け出は何かしらの書類で、今しているはず。今後、完全ホテル住まいの人も出てくるかもしれないが、今はそこまでは考えません。)
届け出た住所から会社までかかる時間をgoogleマップなんかで計測して、それを登録しておき、実労働時間にプラスする。
例えば、1日8時間勤務(1時間休憩)として、家から会社まで30分かかる人は、9時が始業だとすると9時半に到着していればいいし、18時が終業時間だったら、17時半に会社を出てもいい。9時半〜17時半までの実労働時間に、出勤時間の30分、退勤時間の30分をプラスして所定労働時間と考える。
大事なのは実労働時間なんかじゃない!通勤時間も利用した効率の良い仕事です!
出退勤途上の寄り道については、現在の労基法を準用してよいだろう。
出勤時も退勤時も必要な買い物程度は良いが、朝どこかでモーニングを食べたり、帰り飲みにいったり、その途上による労災は認めないというもので。
少しくらいの買い物くらいは良しとする。
喫煙者のタバコ休憩に比べたら全然良いと思いますがw
まだまだ考える余地はあるけれど、これからさらに深まる人手不足。
少しでも良い人材確保のためにいかがでしょうか?
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