【最新簿記検定】受けるならこの試験!すでにすべての人に必須の資格となっている!?

三大簿記検定として、日商簿記全商簿記全経簿記がありますが、どう違うの?という方に向けてざっくり解説と、あなたに向いている簿記検定を選んでみました!

 

どう違うの?というと、大きくは難易度と認知度の違いになります。

 

認知度というのは、採用担当者でもそれぞれの簿記検定の大きな違いはほとんど知らないと言えます。

 

だから逆に言うと、これだったら知ってる!けれど、こんな簿記検定あるの?となるのはどの簿記検定か、これまで人事担当をしてきて数多くの履歴書を見てきた経験談からお教えします!

 

ASA
転職4回の経験から、採用側も採用される側もたくさん見てきた経験談から簿記だったらこれ!というのを独断も含めて紹介するね

 

日商簿記検定(主催:日本商工会議所)

 

まずは日商簿記検定。

 

ASA
正直、簿記検定は日商簿記だけでいいかも(笑)

 

キツツキ
えっ!結論早すぎ!

 

1954年より存在する日本商工会議所主催の簿記検定の老舗。

 

簿記と言ったら日商簿記、と言っても過言ではなく、認知度は抜群です。

 

だから日商簿記の3級以上を履歴書に書ければ、「この人は簿記は分かっているな」と思われます。

 

ただ、合格のための難易度は高い

 

履歴書に書いて意味があるのは3級以上だが、3級でも勉強量は必要です。

 

また検定も平成28年度よりさらに難しくなっている傾向です。

 

日商簿記1級・・・超難関。これが取れれば、会社での会計、財務はほぼ問題ない。また税理士試験の簿記論よりも難しいと言う人もいるレベル。

 

日商簿記2級・・・経理の仕事をするなら絶対必要なレベル。小さな会社でも経営者なら、この程度の知識は無いと、お金の動きは読めない。

 

日商簿記3級・・・営業職の人も、お金のことを知る必要があるなら取っておくべきレベル。またお金のことは税理士に全て任せている、という個人事業主もこの程度の知識は必要。

 

日商簿記初級・・・お金に関わる全ての人に必要。

 

レベル 費用 合格基準(直近合格率) 備考
1級 7,710円(税込) 70点以上(5.9%) 合格すると税理士試験受験資格取得※
2級 4,630円(税込) 70点以上(29.6%)
3級 2,800円(税込) 70点以上(48.9%)
初級 2,160円(税込) 70点以上(53.8%) ネット試験
※税理士試験の受験資格は、この日商簿記1級合格のみではありません。下記の全経簿記上級合格やその他いろいろとあります。詳しくは国税庁ホームページhttps://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikaku/shikaku.htmをご参考ください。
ASA
他の簿記検定にも、もちろんメリットはあるので以下も見てね。以下の簿記検定と日商簿記検定の難易度の比較もしているよ

全商簿記(主催:公益財団法人全国商業高等学校協会)

公益財団法人全国商業高等学校協会主催の商業高校の学科に沿った簿記の内容、大学の推薦入試では在学中に全商簿記1級合格を推薦基準とすると大学も多く、センター試験で簿記を選択できるなどのメリットがあることから、高校生のための検定と言っても過言ではありません。

 

実際、一般の人の受験者数はかなり少ないです。

 

というわけで、高校生が在学中に全商簿記2級、1級に合格していると簿記の知識はあるな、とみられるけれど、高校卒業後は日商簿記を取り直した方が認知度の面からも無難といえます。

 

レベル 費用 合格基準(直近合格率) 備考 日商簿記との比較
1級 1,300円(税込)(会計、原価計算それぞれ必要) 70点以上(会計38.2%,原価計算44.5%) 一方の科目のみ合格の場合、その合格後、他方の科目はそれから4回以内の受験で合格すれば、1級合格となる。 日商簿記2級
2級 1,300円(税込) 70点以上(70.1%) 日商簿記3級
3級 1,300円(税込) 70点以上(63.6%) 日商簿記初級

 

全経簿記(主催:公益社団法人全国経理教育協会)

 

1956年から日商簿記と同じくらい歴史のある、公益社団法人全国経理教育協会主催の簿記検定。

 

受からせる簿記検定と言われることもあるように、基礎~2級は合格率を見てもらってわかるようにほとんど受かる傾向にあります。

 

そして、日商簿記と同じく上級に合格すれば、税理士試験受験資格を取得できます。

 

この税理士試験受験資格を取得することを考えている人には、この全経簿記上級を受験する方がやや簡単であると言えるでしょう。

 

日商簿記1級の合格率と比べると、合格率はかなり高いです。
レベル 費用 合格基準(直近合格率) 備考 日商簿記との比較
上級 7,500円(税込) 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の各得点が40点以上で全4科目の合計得点が280点以上(15.2%) 「商業簿記・会計学」を受験しなかった場合「工業簿記・原価計算」を受験できない。合格すると税理士試験受験資格取得※ 日商簿記1級よりやや簡単
1級

商業簿記・会計学

2,200円(税込) 70点以上(23.3%) 「工業簿記・原価計算」のみ合格の場合、1年以内に合格すると1級合格となる。 日商簿記2級よりやや簡単
1級

工業簿記・原価計算

2,200円(税込) 70点以上(53.1%) 「商業簿記・会計学」のみ合格の場合、1年以内に合格すると1級合格となる。 日商簿記2級よりやや簡単
2級

商業簿記

1,700円(税込) 70点以上(49.0%) 日商簿記3級
2級

工業簿記

1,700円(税込) 70点以上(76.0%) 日商簿記2級の初歩レベル
3級商業簿記 1,400円(税込) 70点以上(60.1%) 日商簿記初級
基礎簿記会計 1,200円(税込) 70点以上(77.6%) 日商簿記初級より簡単

 

※税理士試験の受験資格は、この全経簿記上級合格のみではありません。上記の日商簿記1級合格やその他いろいろとあります。詳しくは国税庁ホームページhttps://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikaku/shikaku.htmをご参考ください。

簿記2級のおすすめテキストです。これを3回繰り返して勉強して、私は余裕で受かりました。

まとめ
  • 高校生は全商簿記で1級を目指そう!大学生以上の人はまず日商簿記3級を!(実際に実務ができるレベルは日商簿記3級(全商簿記2級)以上、即戦力は日商簿記2級(全商簿記1級)以上と考えられるので、自分のレベルにあったところから受験してみましょう。)
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  • 大学生以上の人で日商簿記3級に合格できなかったなら、全経簿記3級を受験してから、ステップアップを!
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  • 履歴書に書くなら簿記はいつ取得したかが大事!10年前に日商簿記2級を取って全く簿記を使う仕事をしてこなかった人より、先月日商簿記3級に合格した人の方が実務レベルは上と考えられます。)
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  • 簿記は、経験がものを言う!(日常生活でも簿記的考え方でお金を扱って身に付けましょう。)

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