【ボランティアに行く前に】確認するべき5つのこと

ボランティアへ行く前に

地震、津波、豪雨、台風、最近では竜巻なんかの災害もあり、自然の脅威は避けようがありません。

 

災害が起こると、被災者に取ってボランティアが来てくれることは大いに助けになることでしょう。

 

地方の田舎が被災地になった場合、高齢者も多く、そんな方が被災した後、そこで普通の生活を送るのはまた大きな困難となります。

 

家も寝る場所もない中、ホテルなんかも限られているような田舎で、

誰かの力がなければ生活していくこともままならないと思います。

 

幸運にも被災しなかった人はすぐにでもボランティアに駆けつけることは非常に有意義だと思います。

 

しかし、ボランティアに行く前に、一息ついて考える5つのことがあります。

 

 

ASA
誰かのために、という気持ちを持つことはすごいこと。

そしてそれを行動にするときは勇気だけじゃなくて

これから挙げる5つのことを確認する冷静な判断も必要だね

 

 

1.体力は十分にあるか?

 

暑い夏、寒い冬、いつどこで起こるか、災害は季節や時間を選びません。

 

真夜中、早朝、そして平日の昼間かもしれません。

 

災害が起こったことはまず何らかのニュースで知ると思います。

 

その被災地に友人、親戚、知り合いがいようものなら、着の身着のままでも飛んで行きたくなると思います。

 

その気持ちは非常に大事です。

 

さてその前にあなた、風邪ひいていませんか?

頭痛は完全に治っていますか?

最近、体を動かしていますか?

立ち仕事に慣れていますか?

 

あなた自身の、小さな怪我やささいな体調のことから、自分自身の日頃の活動もよく見直してください。

 

まず大事なことはあなたの体力が万全であること。

 

それはボランティアに限らずですが、ボランティアは数が揃えばいいだけではありません。

 

過酷な体力仕事も多く、慣れない作業もあります。

 

被災地では被災によるけが人、病人が大勢いることもあります。

 

ボランティアに行く人は初めから最後まで健康である必要があります。

 

 

まずはあなたの体力が万全であることが一番です。

 

 

2.準備は万全か?

 

あなたの体力は万全!

 

さあ今にでも被災地へ向かおうとその前に、

 

そんな服で大丈夫?

道具は準備できた?

自分自身の食事の準備はできている?

ボランティア保険には加入した?

 

被災地へは、季節によらず、長袖で行った方がよいです。

夏の日照りで火傷みたいになることを防ぎ、体力仕事で怪我をしないためにも、地肌をあまり出さない格好がよいでしょう。

 

 

ヘルメットや帽子、長袖、長ズボン、長靴、手袋、ゴム手袋、

 

防塵マスク、水筒、タオル、名札、ウェストポーチ(作業の邪魔にならない貴重品等を入れておくもの)

 

これが最低限の基本の服装、持ち物です。

 

それに作業用のスコップ、掃除道具などもあれば良いです。

 

現地ではそんな道具が足りていないことが多いです。

 

そして被災地では食料はとても貴重です。

 

被災者の、被災直後の食料問題は常にあります。

 

ボランティアで行く際には自分の食料は必ず自前をすることが条件です。

 

そしてボランティアの際にはボランティア保険というものがあります。

 

被災地へ向かう往復の交通に加え、被災地での作業の際の、万一の事故のための保険です。

 

被災地で受け入れが始まれば被災地でも加入できますが、被災地での煩雑な事務手続きを避けるためにも、

地元でボランティア保険の加入手続きを済ませていきましょう。

 

ふくしの保険https://www.fukushihoken.co.jp/fukushi/front/top.php

(お問い合わせは地域の社会福祉協議会へ)

 

 

 

3.被災地はボランティアを受け入れているか?

 

 

さあ、あなたの体力は万全、持ち物もボランティア保険も準備完了。

 

いざ被災地へ。と、その前に。

 

あなたが向かう被災地はボランティアを受け入れていますか?

 

被災地はもちろん復興作業に急いでいます。

 

ただそれと同時に、現地では被災状況の把握を急いでいるということも同時に行っています。

 

被災者はどれくらいか、危険なところに取り残された人はいないか、そしてさらなる災害がやってこないかの状況の把握、

 

などたくさんの人がひどい状況で寝る間も惜しんで働いています。

 

そんな状況では、ボランティアを受け入れることも一つの仕事となっています。

 

むやみやたらにボランティアを受け入れることもできません。

 

2次災害が予想される中で、ボランティアの方が被災者になることは絶対に避けなければなりませんし、ボランティアの方にどこでどんな作業をしてもらえるか、というコーディネートの必要もあります。

 

まずはインターネットやSNSで向かおうとしている被災地でのボランティアの受け入れの状況を把握してください。

 

 

 

4.被災地へ向かう交通網は大丈夫か

 

さあ、ボランティアの受け入れ先を確認し、被災地へ向かうために、車のキーを持ち、エンジンをかけました。

 

さてどの道を通って、向かいますか?

 

今はほとんどの車にカーナビが搭載されているので、それに従えばたどり着くでしょう。

 

しかし被災地へ向かう道路は被災していないでしょうか?

 

道はつながっていますか?

 

カーナビは通れない道を教えてくれるかもしれませんが、カーナビの仕事はそこまでです。

 

道路がひどい状況で通れないなら被災地へはいけませんし、できるだけ近くにまででも行こう、と思っても近くまで行って待機することに意味はありません。

 

そんな状況では、緊急車両も困っています。

 

まずは緊急車両が通るために、渋滞にならないように気をつけなければいけません。

 

そして道がつながっていたとしても、現地の駐車場は確保されていますか?

 

現地でも緊急車両が多く通っています。

 

そして被災者の車もたくさんあります。

 

現地のボランティアの受け入れの案内に「できるだけ公共交通機関を利用してお越しください」とあれば、電車などの公共交通機関を利用してください。

 

特に田舎の道は狭いところが多いです。

 

たくさんの車が通るための道がどこにでも整っているわけではありません。

 

はたまた、ボランティア作業のための軽トラが足りていないこともあります。

 

そんな時は軽トラを持っていれば、それで被災地へ向かうことは有意義です。

 

ただしそれもどの道がつながっているかを確認してからいかなければいけません。

 

 

 

5.誰のためのボランティア?

 

そして一番大事なこと。

 

ボランティアは被災者のためであることを忘れないでください。

 

「情けは人の為ならず」ですが、たちまちは被災者のためです。

 

被災者がその場で生きるため、そして普通の生活を送るためです。

 

家族や家を失った人もいて、明日さえ分からない状況です。

 

そんな時にボランティアの方は強い味方です。

 

影で支える強い味方です。

 

時には、被災者の話し相手になることも、大切な仕事です。

 

その方はもしかしたら、家族をみんな失って、友人さえ失っているかもしれません。

悲しみのどん底にいて、錯乱しているかもしれません。

そんな体力だけでなく、精神的にも過酷な現実が待ち受けています。

 

しかしそんな方を癒すこと、話を聞くこともボランティアの仕事であることもあります。

 

すべては被災者のため!

 

それを忘れてはいけません。

 

まとめ
被災地は救助のプロが大人数で活動する場所であり、生半可なものではありません。

 

ボランティアをしなければいけない、という気持ちだけで、できるようなことではありません。

 

自分自身を知り、本当に自分にできることかを自問して、それから現地へ行ってください。

 

その時あなたのボランティアが大いなる助けになることと思います。

 

ASA

最近では大学生がボランティアを行うと単位をとれたり、ボランティアのための休学は授業料免除という大学が多々あるようだけど、被災地でのボランティアは予想以上に大変な仕事だよ

 

 

キツツキ
実際に現地で行うボランティアは何よりの被災地への恩恵だけど、それ以外にも支援物資の配達、寄付、ふるさと納税、そして被災後しばらくして、被災した方が普通の生活を送れるようになった頃、現地へ観光へ行くことも意味があることだね

 

 

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