【TED】「ガイ・ウィンチ:失恋の傷心から立ち直る方法」まとめ

おすすめTEDのご紹介です。

ガイ・ウィンチ:失恋の傷心から立ち直る方法

失恋という特別なこと

27歳が胸にしこりを見つけ、毛が抜け落ちても4年間治療に専念した忍耐強い女性でも、

失恋をして心が壊れ、5ヶ月たっても回復しない。

失恋から立ち直りなかなか前に進めないことや、

人生で直面する課題の対処法が失恋に応用できないのはなぜなのか?

心理学者で作家であるガイは失恋とはどういうもので、何がおきるのか、

その作用を、彼のクリニックにくる患者やその他の研究、調査から教えてくれます。

終わった関係を自覚すること

研究が分かったことは、まず相手との関係が終わったことを自覚することで、

次の一歩を踏み出せると言うことです。

それは多くの人がそれをできていないということなのです。

心が理解を拒む。

失恋は激しく感情を傷付けるので、

相手の別れの理由もその傷と同じぐらい深刻なはずだと考えてしまうのです。

原因を探り出して止まらなくなる

そんな考え方から、合理的で落ち着いた人でさえ、

ときに謎や陰謀のせいだというありえない結論に達しうるのです。

例えば、旅行の間に気持ちが冷める何かがあったのだろうと考え、

何がまずかったのかを突き止めることにこだわり、

とてつもなく長い時間をかけて行動を分刻みに振り返り、

記憶をたどって、ありもしない手がかりを探すというような。

そんな無駄な試みを始めてしまうことがあるのですが、

何が原因でそうなるのか?

中毒の離脱症状と同じ

恋愛関係が終わったとき、脳である経験と似た仕組みが作用することが

研究で明らかになっています。

それはコカインなどの中毒症状からの離脱症状です。

相手と過ごすというドラッグが失恋によりなくなったので、

無意識のうちに、相手との思い出という代替品にすがりつくのです。

頭では謎解きをしているようだけれど、

本当はドラッグを摂取しているのと同じことをしているのです。

薬物中毒者はドラッグを摂取している自覚があるけれども、

失恋した人はそんな自覚はありません。

なので失恋を自覚すること、その傷を自覚すること。

思い出をたどり、メールを読み返し、SNSで相手のことを追いかけてしまうと、

回復ができなくなるのです。

受け入れること。希望は邪魔者

失恋を乗り越えるには旅ではなく、戦いが必要です。

理解できる別れの理由なんて存在しません。

理屈ではその心も痛みは取り除けません。

相手の言葉をそのまま受け入れるか、

もしくは自分で作ってそれを受け入れましょう。

失恋と言う中毒から抜け出すには決着が必要です。

過去を忘れ、関係が終わったことを受け入れないといけません。

そんなときに希望は非常に有害なものになります。

相手の悪いことを思い出すこと

失恋は心を操ってきます。

相手を理想化し、相手の笑顔を思い出し、

2人で過ごした楽しい時間を思い出す。

そんなことをしても喪失感が増すだけなのです。

それは自分を傷つける歌のリストをイヤホンで聞いているのと同じなのです。

そうではなく、相手の嫌なことを思い出し、それをリスト化することです。

相手の悪い癖や、どうしても嫌だったこと、喧嘩をした思い出など、

徹底したリストを作り、それを携帯に保存しておきます。

そして思い出にふけりそうになったら、それを見直すのです。

知的能力さえ損なわれる

また違う男性の話。

56歳のIT役員の彼は奥さんに先立たれた5年後、

ようやく新しい彼女を見つけましたがふられました。

彼は仕事が手に付かなくなり、仕事を失いかけました。

心の痛みと孤独感で、複雑な論理と推論を伴う複雑な仕事をする彼の一時的な知的能力が損なわれたためです。

彼の失恋による悪い症状は1年以上も続いたのです。

失恋には死別に伴う症状が現れます。

不眠や思考の乱れ、免疫力の低下、

さらに40%の人に医学的うつ状態が認められているのです。

それは複雑な心的外傷なのです。

心に開いた穴

また彼は2人でよく社交的に活動していました。

しかしそれもできなくなり、失いました。

失恋により、心に穴が開くといいますが、

開いた穴が1つだけではないのです。

人生に開いた穴、アイデンティティに開いた穴を

1つ1つ埋めなければなりません。

しっかりと穴を埋めながら、別れた相手を思い出すような足を引っ張ることも

やめないといけないのです。

周りにいる失恋した人

もしも周りに失恋した人がいたら慰めの言葉を掛けてください。

周りのサポートは重要な役割を果たします。

気長に見守ってください。

今まさに傷心の人は自分の心の中で起こっている

困難な戦いに勝つ努力が必要です。

しかしあなたには武器があるので戦いましょう。

必ず立ち直れます。

まとめ

失恋はきっと人生で一度は出会うものです。

(少なくともここまで読んでくれた人には)

そしてそれは一生残るかもしれない心の傷を作ります。

そしてここにあるとおりに、思い出にふけり、反省に浸ってしまうでしょう。

失恋が病気の症状のような話を聞くと、その奇妙なものの理解に近づい気がします。

ドラッグの離脱症状と同じとはかなり衝撃でした。

思い出の中で美化することを止めて、

次に踏み出すためにも周りの人のサポートは重要です。

本当に大変な経験で乗り越えるのは困難がありますが、

今からでも思い出の人の悪いことを100個以上挙げていければと思いますw

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