おすすめTEDのご紹介です。
「リヴ・ボエリー:ポーカーの達人が教える決断の3つの秘訣」
1.実力と運を見極める
健康、お金、人間関係、多くの人が生きていく中で気になる要素だと思いますが、こういったものは決断の良し悪しだけではなく、運にも左右されるものです。
健康はいくら気を使っても大病に見舞われることがある一方、毎日20本たばこを吸っても長生きをする運のいい人がいます。
このように運に左右されるもので、自分の戦略が、特に成功している時には分かりにくいものです。
リヴは2010年に「欧州ポーカーツアー」という大会で優勝しました。
ポーカーに専念して1年足らずでの出来事、自分には才能があると思い上がり、その後試合の研究などすることはなく、大きな賭けに出て、できるだけ大きな大会に出て世界最高のプレーヤー達を相手にしてきました。
しかし収入は下落が長く続きました。
彼女は自分の力を過大評価していました。
つまり、成功している時こそ少し立ち止まり、自分の実力による部分はどれくらいか、を考える必要があります。
成功している時ほど、運の要素を小さく見がちになり、自分の実力だと思い誤るからです。
2.数値化して考える
ポーカーは確率と精度のゲームで、数字で考えるよう鍛える必要があります。
例えば現時点、そして将来的に起こり得ることをなんでも数字化してみるのです。
- 停電する 0.002%
- 100歳まで生きる 22%
- 宇宙旅行する 0.1%
- 時間切れになる 25%
- 二日酔い中 15%
- 名札を紛失する 80%
などなど。
「たぶん」という曖昧な言葉も実際にはどれくらいの確率なのか?
彼女がツイッターでアンケートをとると、実に幅広い確率になり、情報としてはあまり意味を成し得ません。
曖昧な言葉を使っている時に、
それを数字化すると、本当に考えていることがわかり、相手にも伝わりやすくなります。
3.直感を使う場面
最高のポーカープレーヤー達は感覚と直感だけでポーカーをしません。
注意深く分析をします。
困難なときに直感がどこかからパッとやってくるのならば苦労はしません。
それでは直感が働くのはどんな時なのでしょうか?
研究では直感があてになるのは、日常的に多くの経験があることに対してです。
しゃべる前に友達が起こっていることに気づいたり、駐車場の狭いスペースに停められるか考えたり、といったことです。
自分はこの仕事でいいのだろうか?とか、誰と結婚すべきか?とかという分析が必要なことには、直感は頼りにならないものです。
大きな決断の時には、あまり直感を意識せず、きちんと分析することが必要です。
まとめ
運がいい時にこそ自分の実力をきちんと見直し、数字化して物事を考え、慣れていないことは直感に頼らずきちんと分析をする。
ポーカーのプロというからには、運が強く、それを頼りにゲームをしているように思ってしまいますが、そうではなく、しっかりと物事を見据えて、分析を怠らないという姿勢を大事にしているようです。
ここでは大胆な博打の打ち方は得られませんでしたが(笑)、常に忘れないでいる姿勢を、改めて認識できたかと思います。
どんな仕事でも、大事な場面でも大切にしたい姿勢ですね!
コメントを残す