ある職場のフェミニストの話。

ある職場のフェミ

私の友人は男性で、いわゆる女性の多い職場に勤めている。実質の経営者も女性だ。実質というのは、夫婦で経営をしているからだ。

 

 

友人の彼はいわゆる事務職で毎日パソコンとにらめっこして、人事の仕事をしている。

 

 

同じ事務職には女性の先輩も後輩もいる。その後輩女性がいわゆるフェミニストなんだそうだ。

 

 

男女差別を嫌い、女性蔑視を嫌う。

 

 

彼女はいつもパンツにスニーカーを履いている。特に服装の決まりもなく、制服もないので、なんでもいいのだが、彼女は主張としてそのスタイルを貫いている。

 

そんな彼女にコピーを頼むと時々嫌そうな顔をするという。

 

 

ある日、彼女は世間話の中で彼に言ったそうだ。

 

「女性が男性に従っているというのがそもそもの間違いだし、コピーのような簡単な仕事は女性の仕事っていうのは差別なんですよ」と。

 

 

その時は世間話だったのですぐに気づかなかったが、彼女は遠回しにコピーを頼まれることを(フェミニストだから)嫌がっていたようだ。

 

 

 

フェミニスト?

パンツにスニーカー。コピーは断る。

 

フェミニストがやることってそんなことなの?って彼は思ったそうだ。

 

フェミニストじゃない女性の友人は、ただ好きでパンツにスニーカーのスタイルという人もいる。

いやいや、フェミニストは、社会からの強制されているスカートにヒールという格好に対抗してるんだって。

 

 

と言われても、彼の職場はそもそも服装自由な職場だそうだから、何の対抗にもなってない。

ただ自分の会社だけじゃなくて、社会に向けてそんな格好をしてるんだ、って言われても、それどこかに書かないと分からないよ。

 

 

書いてわからせるものじゃない。いやいや、、、って拉致の開かない話になる。

 

 

そんなフェミニストの彼女は華奢な文学少女だそうだ。家ではいつも本を読んでいるのだそう。

 

「ふーん、文学少女なんだ」という言葉は飲み込んだそうだ。友人的には、彼女は、文学少女なんてレッテルにも怒りそうな感じ、だと言う。

 

その彼女、例えばコピー用紙の入った箱、つまりA4サイズ500枚入りが10箱入った箱を一人で運べない。

 

「手伝ってください!」

「何を?」

「コピー用紙、重いんで」

「これくらい持てないの?」

「・・・すみません、力無いんで」

 

 

 

コピー用紙

彼女が入社して2年、はじめての時はこんなこと言ったけど、あれから2年、彼女に進歩は無い。というよりコピー用紙が切れる状況を避けている。

 

時々、コピー用紙が切れて、追加すると彼女が先に送っていた大量のデータが先に印刷されるという。

「紙、切れたら入れてね」

「・・・すみません、気づいてなかった」

友人の彼はよく彼女にそう言い場面があったようで、彼女はそうやって苦しい言い訳をいつもしていたと言う。

 

 

友人もはっきり言うから、紙切れに気づいた時に彼女に紙の追加をお願いしたら、力なく、「、、、はい」と言い、一生懸命さをアピールしながら、紙の箱を引きずってくる。

 

紙が破れたら嫌なのでそれを見ると彼もため息混じりに助けるそうだ。

 

「ちょっと鍛えたら?」

「、、、そうですね」と力無く、鍛える気なんて無かったそうだ。

 

「てかフェミニストさん、腕力は必要ですよ!」と彼は彼女に言いかけたそうだ。

 

 

 

力仕事

力仕事は男性の仕事。

 

これってめちゃくちゃ差別だからね?

 

重いものを持ち上げることができないなら鍛えなきゃ。

女性は筋肉がつきにくいなんて嘘。

 

吉田沙保里さんなんて普通の男性より力あるからね。

 

 

吉田沙保里さんは特別な体質だから、、

 

 

いやいや、それ吉田沙保里さんを馬鹿にしてない?特別な体質で特別に筋肉あるからオリンピックで結果を出せたなんてことないよ。

 

すごい努力の結果だから。

 

 

そんな話をすると、「分かりました、今日から筋トレします」、といい彼女は俯いたそうだ。

 

 

それからは彼女も力をつけて紙の入った段ボールくらいは一人で持ち上げられるようになった。

 

 

フェミだとかそうじゃないとか

お互いを補い合えばいい。

 

くだらない差別はダメだけど、どうしても差異は出てくる。

男だとか、女だとか、若いとか、年寄りだとか、小さいだとか、大きいだとか。

 

そこを助け合うのが人間じゃないかなと、友人は彼女の少し太くなった二の腕を見てそう思ったそうだ。

 

力の無い男性だっているからね。

そんな男に重い荷物を持たせるなんて酷だよ。

 

 

だったら二人で持てばいい。

 

 

もっと歴史的に根深い差別はあると思う。多くの小汚いおじさんたちが良しとする差別はある。

 

彼の上司は平気でこんなことを言うらしい。

「君、Tシャツが透けて、ブラジャー丸見えだよ」と。

後輩の彼女はそんな上司の言葉には黙って笑っている。その上司は経営者の夫の方。

 

これがセクハラで、差別で、根絶しないといけないもの!

 

おじさんたちはあと20年もすればおじいさん。死ぬまで指折り数えるほど。

 

戦うべきはそこであり、今の世代(具体的じゃないけど)が差別を再生産するかといえばそこまでしないはず。(と信じて欲しい)

 

もうすでに色々と、過去から受け継がれてきた差別としての男性としては弱められている。

 

完全に差別を無くすためのフェミかもしれないけれど、女性優位主義じゃなく、男女同権主義としてすすまないといけない。

 

そして(男女ともに)フェミが戦うのは頭にポマードを塗り、顔がテカテカした、セクハラを好き好むおじさんたちだ。まるで自分たちが時代を築き上げてきたとでも勘違いをしているおっさんたちである。

 

これは間違い無いと思う。

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