美容院でラルク

美容院でラルクになる

「ラルクアンシェルにして下さい」

美容院でそう言ってみた。

 

「ラルクアンシェル?」

「はい」

「ボーカルの人?」

そう聞かれた時点で店を出た。

 

美容師のセンスを問うていた。

 

ラルクアンシェルと言ったら、ラルクアンシェルだろ?

 

 

次の美容院

「ラルクアンシェルにして下さい」

次の美容院でもそう言った。

 

「ラルクアンシェル?」

 

(もうこの「ラルクアンシェル?」もいらないんだよな、ボケ(すみません、ホリエモン風に言っただけです。)

「はい」

「ハイド?ちょっと調べてみますね」

 

その時点で店を出た。

 

次の美容師は少しラルクを知っていた。

それでもラルクアンシェルと言ったら、ラルクアンシェルだろ?

 

 

次の次の美容院

「ラルクアンシェルにして下さい」

次の次の美容院でもそう言った。

 

「ハイド?テツ?それともサクラ?笑」

その時点で店を出た。

 

次の美容師はラルクに詳しかった。

でもラルクの知識を聞いていない。

 

何度でも言う。

 

ラルクアンシェルと言ったら、ラルクアンシェルだろ?

 

 

 

次の次の次の美容院

「ラルクアンシェルにして下さい」

次の次の次の美容院でもそう言った。

「かしこまりました」

そう言ったきり、彼は黙って切り続けた。

 

こちらに細かいことを聞くような真似はせず、ただただ無心に切り続けた。

そこにラルクアンシェルがあるかのように、いやもう彼自身がラルクアンシェルになったかのように。

そして僕はラルクアンシェルになった。

 

村上虹郎のような髪型になりましたとさ。 

 

 

まとめ

言葉って勝手な憶測をもとにきいた側は動くよねw

言葉って怖いし、そして便利なもの、と言うことを言いたかったのです。

(つまり、誰もL’Arc-en-Cielだとは言っていないし、ましてや村上虹郎さんのことも言っていないのです。)

 

そして美容師はセンスがすべてwww

 

(ちなみに、この記事はラルクアンシェルの提供の元に書かれていませんwww)

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