(以下、引用は全てこの本からになります。)
「樹海考」というだけに、この本を読んで考えたことを交えて、本のご紹介をします。
AOKIGAHARA
樹海、って聞いてすぐに思い浮かべるのは富士の樹海。
もう言葉にしただけでも暗い気持ちになってしまいそうなほどその言葉は浸透しています。
そんな樹海に100回以上足を運んでいるライターの村田らむさんの「樹海考」のご紹介です。
ただ樹海はそもそもは観光地であり、ただの森である。
その観光地として散策をする楽しみがあるが、洞窟巡りが何より楽しいスポットとなっているようだ。
山梨県には「山梨県自殺防止対策行動方針」というものがある。⇓
こうして樹海=自殺を連想させないようにメディアへの露出を禁止している。
ここからもあまり自殺という言葉を連呼したく何ので、”それ”という言葉で書きますね。。。
樹海関連の映画や本
この青木ヶ原樹海そしてこの富士の樹海に関する映画は多くはないがいくつかあり、この本でも紹介されている。
⇑海外映画では、ガス・ヴァン・サントのこんな映画や、
⇑こんな直球ストレートなボラー映画が出ているが、これらは青木ヶ原で撮られたものではないらしい。
⇑そもそも”それ”が広まったのはこの松本清張の小説(ドラマ化、映画化している)が発端という説が有力らしい。
お笑いのインパルスが主人公のこんな映画もある。
なぜ”それ”を樹海でするのか?
一時話題になった「完全自殺マニュアル」で紹介されて、”それ”が見つかりにくいとされたところに多くの人が行くらしいが、実際には見つかりやすい、という。
皆、後ろめたさを持って”それ”をしに向かうのだろうか。
隠すものだとして、人目を避けてそこへ向かうのだろう。(実際には観光地であり、見つかりやすいところであることは「樹海考」にもある。「なぜ人は樹海で自殺するのか」(190P))
しかしそこは本人たちの問題で、見つかりやすいのか、やめたー、というくらいなら”それ”をしないだろうし、ひっそりとした森の奥で見られないように行うことに何か意味があるのかなと思う。
エクストリームセルフィー
うってかわって、エクストリームセルフィーを知っていますか?
究極の自撮り!(『究極の地鶏』と変換ミスったのでついでに究極の地鶏はこれ!⇓)
⇑Angela Nikolauさんはエクストリームモデルで旅人という。。こんなインスタを多数アップしている人もいますね。
エクストリームセルフィーの画像のまとめサイトもあります。⇒https://matome.naver.jp/odai/2146424575417217501
見るとハラハラして、目を背けたくなります。。。
心臓に悪い。
でも見たい。。
でもこういった画像がいいね!を集めて、話題になる。
そこには「死」を感じるからだろうか。
実際に”それ”を行うことは後ろめたさを持って隠れるが、その一線手前であることはドキドキとして、多くの人の注目を集めること。
”それ”は一線の手前で生を実感しているドキドキに似ているものなのかもしれない。
でももっと深刻なものを抱えて、樹海に向かう人もいるのだろう。
もしそんなことを考えている人はその前に安全に配慮した、エクストリームセルフィーをお勧めする。
エクストリームセルフィーには常識にとらわれない自由さえ感じるから、考えが大きく変わるかもしれませんよ。
Slipknot
さて最後に明るい話として、「樹海考」ではSlipknotのクラウンさん(ピエロの人)を筆者が樹海に案内していた逸話も載っており、本の最後に二人で撮った写真も載っている。
Slipknotは好きな人は大好きだろう。私もその一人。デビューの時は衝撃だった!
まあオマケのような話だが、そんなものまで載っている本ですw
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